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2004年7月21日(水) 「熱中症」こうして回避

有賀徹・昭和大教授のおはなし
 気温の急上昇とともに熱中症などの事故の危険性も高まる。どうゆうことに気をつければ事故を防げるのか。
 日本神経救急学会の世話人代表で、昭和大(救急医学)の有賀徹氏(53)によると、熱中症は、「高温」「多湿」「無風」の状態になると発症しやすい。同学会の調査では、患者の約3割は屋内で発症しているそうで、「熱中症回避術」としては、室内の@温度を下げるA湿度を下げるB扇風機を使うC水分を取るの4点があるという。
 具体的には、エアコンの除湿機能を用い、同時に扇風機も使う。水分は30分に1回は補給し、水やお茶よりもスポーツドリンクを飲むこと。
 一方、外回りの多いサラリーマンは、体感温度を下げ、血の流れもよくなるということで、移動中ネクタイを外す。有賀氏が薦めるのが、「コンビニで一服」。コンビニや喫茶店など、エアコンのよく効いた場所に立ち寄り、上がった体温を下げるのが良いという。
有賀氏は「夏場の二日酔いと、朝ご飯を抜くのは危険」と忠告する。 また、気温は路面付近が最も高いので、乳母車を使う際には子供の体調に気を配らなければならないと指摘した。

                                      以上

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